男子団体戦は、創部1年目から大分県を制覇し続け、悲願の「日本一」を目指す明豊高等学校が優勝候補筆頭。それを追う大分高等学校や三重総合高等学校、杵築や大分鶴崎などの伝統校、地力をつけてきた大分国際情報などの戦いになった。
接戦を制して、決勝リーグに進んだのは、明豊・大分・大分鶴崎・三重総合の4校であった。リーグ初戦、三重総合を3-1で破った明豊は、2戦目大分鶴崎、3戦目大分と持ち味の引き技がきまり勝利し、3年連続3回目のインターハイ出場を遂げた。2年生3人の活躍が目立った明豊であったが、決してどの試合も圧勝という内容ではなかった。多くのプレッシャーと向き合い、互いに切磋琢磨して創部1年目から活動を支えた3年生の底力の優勝であったといえる。準優勝は、三重総合。明豊との初戦敗戦から歯を食いしばり戦い抜き、3年連続の九州大会出場権を手にした。
女子団体戦は、三重総合高等学校、杵築高等学校、日田高等学校の混戦が予想された。三重総合高等学校は、先鋒の佐藤と次鋒の泉が圧倒的な攻撃力を発揮して、常に先行する試合展開を作り、大将の鶴田が落ち着いてチームを勝利に導いた。決勝リーグ3連勝で2年連続6回目のインターハイ出場権を手に入れた。準優勝は日田高等学校、文武両道での努力が報われ、紙一重の差で九州大会出場権を手にした。
男子個人戦は、中尾泰真(明豊)が、安定した戦いぶりで他の追随を振り払い見事に優勝した。準優勝は、田嶋祐輔(三重総合)。優勝候補の武蔵(明豊)武知(大分)を破り、創部して初めての男子のインターハイ出場権を手にした。